【実例あり】絶対に書ける。学位授与機構で看護学士を取る。学修成果レポート作成のコツ
前回の記事では,テーマ選定のコツと
学修成果レポートは看護研究とは異なりため
アンケートやデータ収集は不要という事をお伝えしました
テーマが決まったら,実際のレポート作成の流れはこんな感じです
- 過去の自分or今の自分が興味があることについて
- 申請する学位に関連した内容で
- 先行研究を根拠にしながら
- 序論・本論・結論の形式で自分の考えを書いていく。
テーマと結論を決める→それを証明してくれる論文を探す→まとめる
今回は,④の序論・本論・結論をどのように書いたのか
私の提出したレポートを基に説明していきます
実際のレポートも一部添付してあるよ
こんな感じでいいのかぁっていう参考にしてみてね
【書き始める前に】結論は先に決めておく
長文を書く時のコツとして初めにお伝えしておきたいことは
結論は先に決めておきましょう!
ということです。
文章を書く時には明確なゴール=自分の考えのコアを先に決めておかないと
文章全体がブレブレで何を言いたいのか伝わらない文章になってしまいがちです。
ですので,実際にレポート書く時の順番としては
- 書きたいこと(結論)を決める
- 根拠となる文研&先行研究を探す
- 文章の構成を考える
- 実際に書いてみる
- 手直しをする
という順番になります!
本ページでは,提出した実際のレポートを基に
序論・本論・結論について順番に解説していくけれど
取り組む順番は結論から書いてもOKってことだよ
文章を読む時は,結論から読んだ方が分かりやすいのとい同じで
書く時も,書きやすい順番やコツがあるってことですね。
実際に文章を書き始める前に
どこまで準備をしておけるかが重要になります。
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ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方 [ 石井一成 ]
序論て何書くの?
学位授与機構が方針として発表している「新しい学士への途」では,
レポートの本文は,基本的に序論,本論,結論から構成されています。
各分野ごとに異なるから先行研究を参考にしてください。と記載されています。
序論とは,問題設定のこと!
文章の始まりに,「○○について書いてあります」と示す
パートのことだよ。
読み手は文章の内容を把握しやすくなるよ!
序論=問題提起+現状解説
私の提出レポートの序論はこんな感じです。(省略Ver.)
フルVer.は下に分量見本として載せておきます。
選んだテーマを取り巻く現状(社会情勢など)+
そのテーマについて
どこまでの先行研究がされているかも書いていくよ。
その後に,
だから自分は○○について考えていこうと思います。
と繋げていこう!
序論で書くことは
- 選んだテーマが,現在おかれている状態を述べる(現状説明)
- そのため,このような問題があると筆者は考える。(問題提起)
資料集めの段階で色々な先行文献を読むことになると思いますが
他の人が書いている看護学関係の論文やレポートでも
現状+問題提起の形で書かれています。
序論は全体の1割くらいを目安に書いていこう。
提出レポートは,10~17ページに収めると指定されているよ。
約1~1.5ページ分(多くても2ページくらい)で
序章を書くイメージだね
私は1.5ページ分くらい書いてます。
参考用にフルVer.載せておきます。
本論て何書くの?
いよいよ,本論=中身の作成に入りましょう!
本論=中身
序論で問題提起した内容に関して
先行研究を根拠に示しながら,自分の考えを述べていこう!
ちなみに,私が提出したレポートの目次はこんな感じ
- 手術室看護師の現状……………………………………………p.1
- 手術室における看護師の役割と専門性………………………p.2
- 周術期の看護実践………………………………………………p.9
- 手術看護の特殊性………………………………………………p.10
- 手術室看護師のキャリア形成…………………………………p.11
- 結論………………………………………………………………p.14
- 引用文献…………………………………………………………p.15
①の部分は序論
②~⑤が本論に当たります。
書き出しはこんな感じです。
各パートごとに,
自分の考え+その根拠を示す文献や先行研究を引用
だから私は○○だと考える。
という流れを繰り返して自分の選んだテーマに
ついて書いていこう!
他の章の参考はこんな感じです
- 自分の考え(または問題提起)
- その根拠を示す文献や先行研究を引用
- だから私は○○だと考える。という流を繰り返して分を完成させよう!
これで終わり!/結論の書き方
最後に結論を書いて終わりです
本論で大切なのは,
序論で展開した問題の答えが書いてあるか否か
書いてないと結論とは言えないよね!
私のレポートはこんな感じ
まずは,本論でたくさん書いてきた
自分の考えのコアとなる文を要約していきましょう。
要約して完成した文章=序論で展開した答えとなります。
私のレポートをもとに考えると,こんな感じ!
序論で展開した問題:
なぜ手術看護は理解されにくいのか?なぜ広まらないのか?
結論(自分なりの答え):
「特別な事が起こらないことが,良質な手術看護実践を行った証である。」という手術看護の特殊性。言葉にされにくい。
専門性を獲得するには多くの時間が必要。
序論と結論の内容がちぐはぐな場合は,考えのコアが揺らいでるのかもしれません。
結論で言いたいことは何なのかを再度考えてみてから
レポート全体の構成内容を見直してみましょう。
本文の要約+序論で展開した問題の答え
フルVer.
参考・引用文献について
学修成果レポートの作成には参考文献&引用文献の存在は欠かせません。
文章盗用にならないためにも,多大な時間と労力を割いて
先行文献を残していただいた先人の気持ちに報いるためにも,
どこからどこまでが引用文献なのか
Wordの引用機能を上手く活用して分かりやすくまとめておきましょう。
まとめ
学位授与機構に提出する学修成果レポートの書き方について
大切なポイントは以下の6
つです。
- 結論は先に決めておく
- 序論=問題提起+現状解説
- 本論=根拠を示す文献や先行研究を引用+だから私は○○だと考える。という流を繰り返して分を完成させよう!
- 結論=本文の要約+提起した問題の答え
- 参考・引用文献は分かりやすくまとめよう
最後まで読んでいただきありがとうございました!
当サイトが皆様のお役に立てると幸いです。
私がレポート作成で参考にした本はコレ!